今日は!パフのメンバーメールを書かせて頂くことになった國貞です。昨年は社会人向けメルマガで「自分らしく生きる」をテーマに書きましたが、今年は「生きる力」をテーマに人生と仕事について考えてゆきたいと思います。
先ずは、私の略歴を紹介しておきます。私はもともと技術屋。大学時代は機械工学を勉強し、会社に入って5年程は海外に製鉄所を建設する仕事をしていました。その後、人事部に移り4年ほど採用担当。それから経営企画、MBA留学、帰国後は海外企業とのM&A(買収・合併)の交渉などを担当し、今から5年前に17年間勤めた会社を辞めました。「自分の足で立って生きてゆきたい」そんな気持ちで独立し、今は中小企業の社長さんの右腕として会社の問題を解決することや、大企業の管理職教育を主な仕事にしています。
では、早速第一話。先日就職セミナーで講演した際「君達は大きな会社に行きたいか、小さな会社に行きたいか」と訪ねたら8割くらいが小さな会社に行きたいと答えた。大きな会社で歯車の一つになるのが嫌だというのだ。立派な目標を持つことは素晴らしいことだ。しかし、歯車の一つになることを嫌がるような人がはたして立派なことができるのだろうか。
僕の最初の仕事は発展途上国に製鉄所を作る仕事だった。何百億円という規模で、何百人という人が関わるプロジェクト。そのプロジェクトに関わる全ての人にそれぞれの役割があった。
発展途上国は日本と違いすぐに部品が調達できるわけではない。有能なエンジニアがすぐに助けに来てくれるわけでもない。一人一人が自分の役割をきっちり果たさなければプロジェクトは完成しない。極端な話しをすればボルト一つ足りないだけで工場は動かないのだ。
僕達は自分自身に与えられた役割を果たすために、多くのことを犠牲にして働いた。契約で定められた完成期日を守るために徹夜をすることも多かった。一緒に働く仲間に迷惑をかけないように一つの歯車になりきろうとした。一つの歯車になりきっている人だけが社会では一人前として認められる。
社会に出れば人にはそれぞれ役割がある。社長も一つの役割に過ぎない。大きな社会の仕組みの中では、大きな会社の社長といえども社会の中の一つの役割を果たす小さな歯車でしかない。
一つの歯車になることは決してつまらないことなんかじゃない。どんな仕事に就こうとも、どんな立場になろうとも、一つの歯車になるきることこそが生きてゆく上で大切なことだと思う。
|
|