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そして20年後、大橋さんは社長に就任されるわけなんですが、社長になるまでの20年間で、思い出深かったのはどんなときですか。 |
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ずっとやっていた病院を後輩に任せて、別の病院で、スタッフを教育する立場になったときですね。それから、いわゆる営業活動に携わったとき。我々のビジネスは、いままでの日本にはなかったビジネスなので、パイオニアとしての誇りがあり、とてもやりがいを感じました。 |
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F&Sさんのビジネスは、それまでは、なかったんですか? |
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アメリカには昔からあったんです。私たちの先輩が、ヨーロッパやアメリカにこのビジネスがあるのを知り、現地を視察し、勉強して、日本に持ち込んだんです。 |
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いま、医療全体が変わってきています。私たちのビジネスモデルも、それに伴い変化してきています。時代と我々との追いかけっこですね。 |
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大橋さんは、どうして社長になれたんだと思いますか? |
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どうしてなんでしょうね(笑)。僕は、別に何かに秀でているわけではないんです。 |
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それは謙遜だと思うんですが、でもきっと何かがあったはずですよね。 |
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うーん、そうですね。病院や同業者や社内の先輩や同僚たちに、可愛がられていたっていうのはあるかもしれません。 |
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大橋ファンがたくさんいるんですね?大橋さんをなんとかしたい、支えたいという人が増えていき、大橋さんが結局、求心力になって、会社も成長したんじゃないでしょうか。 |
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それにしても、「次は大橋君に社長を任す」と言われたときは、悩みませんでしたか? |
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それはなかったですね。実は、あまり悩むタイプじゃないんです。3日考えても3年考えても同じ。悩むくらいならやってみよう。一生懸命やって、トコトンやって、それでもダメだったら「ごめんなさい」でいいじゃないかと思うタイプの人間でして。 |
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素晴らしい性格ですね!ではぜひ、次のことを教えてください。
1.社長になって変わったこと
2.社長になっても変わらなかったこと
3.社長として変わらなければならないと思っていること
4.変わってはいけないと思っていること。
いかがでしょうか?
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まず変わったことは「印鑑を押す重み」ですね。「責任の重み」がこんなに辛いことだとは知らなかった。印鑑を押す瞬間、痺れるんですよね。この印鑑ひとつで数千万円、数億円のお金が動いてしまう。この印鑑を押すことで、多くの人たちの人生を変えてしまうかもしれない。それを考えると、社長という責任の重さを感じます。これはもう、社長になったその日から変わりました。 |
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とてもよく分ります。では、変わらなかったことは何でしょう。 |
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社内の人との付き合い方ですね。社長になっても「大橋さん」だし。祭り上げられることもないし。それまでと同じノリで「飲みに行こう!」という感じですし。とてもいい雰囲気で過ごせてますね。 |
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きっと大橋さんの人柄ですね。では3つめ。変わらなければならないと思っていることは何でしょうか。 |
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自分自身の立ち居振舞いです。僕の社長としての発言や行動、一挙手一投足によって、会社や社員に対する信用も変わってきます。とても難しいんですが、会社の代表者としての理想の姿を追求しなければならないと思っています。 |
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では4つめ。変わってはいけないと思っていること、をお願いします。 |
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やはり、会社や仕事を支えてくださっている社内外の皆さんとの接し方ですね。社長になったからといって、上からものを言うようなことがあっては、絶対ダメだと思います。あくまで対等な、「人対人」の付き合い方を大事にしていきたいと思います。 |
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大橋さんの思想がとてもよく表れていましたね。どうもありがとうございました。では、最後に。これからの「エフエスユニマネジメントシステム」を、どんな会社にしていきたいと思ってらっしゃるか。ぜひお聞かせください。 |
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医療業界ってものすごく変わってきているんですね。そんな変化の激しい業界のなかで、格好つけて、10年後とか50年後とか、僕はとても言えません。ただ、私たちがやっているビジネス。医療の最前線の人たちをサポートする仕事は絶対になくなりません。これは間違いありません。ですから、あとは変化を読む。時代を読む。そこで必要とされることを提供していく。そうすれば、このビジネスは絶対に伸びていくと思っています。 |
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これから本格的な高齢化社会になりますから、法律も制度も変わってきます。医療のあり方は変わらざるを得ないんですよね。昔2社だった我々の競合が、今は30社にもなるんです。いろんな他業界,大きなメーカーや商社がこのビジネスに目をつけてきています。 |
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成長している分、競争も激しくなってきているんですね。 |
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ある病院の院長が、10社の同業を呼んでコンペ(複数の業者にプレゼンをさせ、最も優れたところに仕事を発注する方式)をさせたとき、1社1社の同業者に「この10社の中で、どの会社に発注するのがいいと思う?」と聞いたそうなんです。皆さん当然、「自分の会社が一番です」と答えるわけですね。「じゃあ、次を選ぶとしたらどこ?」と聞くわけなんですが、そこで、F&Sの名前をあげてくれるところが一番多かったらしいんです。 |
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結局、その病院は、F&Sさんに発注したわけですね。 |
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そうなんですよ。「他の会社がみんな『F&Sが自分の次にいい』って言ってるんだから、お前のところがやっぱりいちばんいいんだろう」って。 |
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その話を聞いたときは嬉しかったですね。以来、当社は「業界第2位の会社を目指そう」って言ってるんです。 |
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競争が激しい分、やりがいも大きくなるんですね。とてもいい話をありがとうございました。 |
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